不動産投資のほっとするお話
東京、大阪などの生活とくらべると、夢のような話ですが、地方はそれだけ不動産が安く手に入るのです。
給与は、全国的にそれほどの差異はありませんが、地方に住むことによって、住宅の負担はきわめて軽くなるのです。
「大都市ばかりが住んだり働いたりするところではない」という声も、以前に増して多くなり、ユーターン、あるいはアイターン現象がさらに広まっています。
その大きな理由となっているのが、結局は住宅問題なのです。
こうした意味からも「今はいくらでも家が買える時代である」ということを、しっかりと認識してください。
「今すぐ高くなる」という意味ではありません。
ディベロッパーは、1年先、2年先を見て、今無理をして住宅を供給しています。
しかし、無理はいつまでも続きません。
好況時の在庫物件を放出するだけでは、存続すらできません。
今後は、新しく低価格の土地を買って家を建て、廉価で供給するというサイクルが生まれます。
そうしなければ、安定的な供給はあり得ないからです。
そしてしばらくは、売る側にも買う側にも負担の少ない状況で推移していきます。
やがて需給のバランスで需要がまさり始め、なだらかな上昇傾向になってくると、もっとも物件が売れる時期をむかえるのです。
今まであまりに高すぎたために、売れ行きがぱたりと止まってしまいましたが、今度は買える価格帯になったことで、急に購入希望者が増え、即日完売という状況も聞かれるようになったのです。
このような状況がしばらく続きますと、2、3年後には必ず値段が上がってきます。
ですから、今買える能力がある人は、早いうちに手を打ったほうがよいでしょう。
もちろん、2年、3年後であれば、それほど急激に上がるわけではないので、十分間に合うでしょう。
要は、「早く買おう」という意識をしっかりもつ、しかも「通勤圏内にもそうした物件は数多くあるのだ」ということであり、その現実を直視していただきたいということなのです。
しかし、その一方で住宅も買いやすくなってきていることも事実なわけですから、頭を切り替えれば、何ら問題はないでしょう。
ただ、あまりに欲ばりすぎて、都心から一時間以内というように、厳しい地域に目標を設定してはダメです。
玄関を出て、会社の門をくぐるまでに、少なくとも一時間半はガマンしていただきたいと思います。
「通勤一時間以内」という地域で物件を買う、買える人は多くないと思います。
しかし、千葉県や埼玉県、東京郊外であれば、通勤一時間半という物件は手の届くものとなります。
これは大阪においても同様であり、地方都市に行けば、通勤30分以内という物件も買える時代です。
もう新幹線を使って通わなくても済むのです。
企業も、住宅難のときには新幹線通勤を奨励していましたが、コスト低減が求められる折、これからは厳しくなってくるものと思います。
現実に、私も事務所まで一時間半近くかかる所に住んでいます。
たしかに、自宅は事務所から遠いですが、休日にくつろいでいますと、周囲は自然に囲まれ、散歩をするだけでも、気持のリフレッシュができます。
また、ゴルフの練習所などへ行くにしても、料金の安い施設がたくさんあるのです。
このような意味で、けっして通勤距離が長いからといって、無益なことばかりではありません。
「安い物件が買えて、休日はゆっくりと過ごせる」、そのような所にマイホ‐ムを持つということも、考え方によってはよいのではないでしょうか。
まわりがマンションや密集住宅地というような場所に住み、レジャーにでかけるということになれば、交通費など、かなり高いものになりますし、自然も少なければやすらぎも少ないでしょう。
そのような状況の中で、田んぼや畑が見えるところに、マンションや一戸建てを買うのはけっして悪いことではありません。
このように気持を切り替えて、マイホームを考えることも必要です。
マンションを買うにしても、遠ければ安くて広い家が買えます。
その代わり、通勤時間を短くしよう、駅前にしようということになれば、同じ3LDKにしても、遠いほうと近いほうとでは、その広さに大きな違いが出てきます。
近ければ高い、遠ければ安い、これは当然のことです。
しかし、これまで手の出なかった物件が、昨今では買える範囲内にあるのですから、絶好のチャンスです。
その意味では、夢ばかり追わずに、現在の状況でムリなく買える範囲で、納得しながら、住宅を買う方法をとっていくことも考え方の一つといえます。
手に入れておけば、ある程度収入が上がったところで、買い替えということも可能だからです。
条件のよいところ、魅力のある物件を買っておけば、買い替えの際にもそれほどの苦労はしません。
いきなり理想の物件を持つのではなく、まずマイホームという船に乗る、というような気持でいることをおすすめします。
今、新築物件では二千万円〜4千万円台のマンションが買えるような状況になってきています。
しかし、ただ、安いからとか、手に届くからという購入は安易といえます。
とくに、マンションに住む人は、将来必ず買い替えという問題にぶつかるからです。
それは、家族構成の変化、転勤、さらにはもっと広いところへの住み替えや、一戸建てへの欲求というものが起こるからです。
買い替えのときがやってくるということを前提に、売りやすいマンションを選ぶことが大切です。
そのためには、中古物件であってもかまわないでしょう。
もちろん、新築を選ぶような場合には、当然競争率の高いところになることもあるでしょう。
しかし、それだけ住宅に対する需要が盛り上がっている、ということなんです。
ですから、住宅都市整備公団などいろいろな手を使って、売るときに売りやすい物件を手に入れるべきです。
そして、2回、3回と買い替えて、将来の理想的なマイホームな手に入れるという「買い替え方式」を念頭に、マイホームのスタートを切ってみることです。
仙台の郊外に行きますと、広大な敷地内に一戸建てがあり、しかもその開発規模は何万戸にもおよんでいます。
まさに、日本のビバリーヒルズといえる地域です。
しかし、そうしたところは、やはり新幹線通勤でも、東京まで一時間半、2時間かかります。
その上さらに、仙台駅から地下鉄で2、30分は乗らなければなりません。
しかし、土・日にはゆったりと、一戸建てで過ごしたいということになれば、これからはどうしても、地方都市の大規模開発に頼らなければなりません。
東京は不動産が高いから地方に住む、あるいは、ウィークデーは東京にいて、ウイークエンドは地方の実家で過ごすという、二重方式もある意味では仕方がないでしょう。
もちろん、マンションであればそんな必要はありません。
いくらでも手に入ります。
したがって、まず第一にマンションを考えて家を探して行くことが大切であり、最初から一建てを考えるというのは、マイホームを持っていない人にとっては無理な時代といえます。
最近、やっと3千万、4千万円台のマンションが出回ってきました。
頭金は、最低2割ですから、6百万円から8百万円ということになります。
さらに、登録税とか、銀行からお金を借りる際の保証料などの諸費用が、物件価格の5パーセント程度と考えればよいでしょう。
3千万円の物件ならば、150万円が必要となります。
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